AKVIS Magnifier AIでは、品質を落とすことなく、サイズを変更できます。300,000 x 300,000 ピクセル (32ビット版で30,000) の超高解像度まで画像を拡大できます。
パラメーターは、[縮小]と[拡大]の 2つのグループに分けられています。[新しいサイズ]の値によっては、別のパラメーターが有効です。
ホットキーである Alt+下線のついた文字のキーを使用すると、対応するエントリフィールドに素早く移動できます。
細部の歪みを防ぐためには、プログラムの設定を変更する前に、元のサイズ (100%) に画像を縮小/拡大することをお勧めします。
縮小 (イメージの縮小):
鮮明度 (設定可能範囲は 0 - 100):隣り合うピクセルの色コントラストを強めることでイメージの鮮明度を上げます。パラメーターの値が大きいほど、イメージが鮮明になります。
ノイズの除去 (設定可能範囲は 0 - 25):滑らかさの度合いを増すことで、ノイズや不具合を除去するパラメーターです。値が高いほど、結果はより滑らかになります。
拡大 (イメージの拡大):
シャープな境界部(設定可能範囲は 0 - 100):このパラメーターは、オブジェクトのエッジ(境界部)のシャープさと明暗度を強めます。
注意: アルゴリズムのプロパティのため、このパラメーターは 101% から 500% の領域でのみ有効です。新しいサイズが大きい場合、イメージに最適なパラメーター値が自動的に選ばれるためパラメーターは使用できなくなります。
スムーズな境界部(設定可能範囲は 1 - 8): このパラメーターは対照をなしている色のゾーンの境界で色の階調を整えます。パラメーターの値が高いほど境界部は滑らかです。パラメーターの値が低いと、境界線にはむらがでるため対照する色の部分では目立ってしまいます。
単純化 (設定可能範囲は 0 - 400):このパラメーターは、最終的なイメージの詳細レベルを設定します。パラメーターの値が高いと、イメージは単純化され結果的に不自然な仕上がりになりますが、値が低いと詳細が可視できるようになります。同時に、イメージの鋭さや滑らかさはイメージのサイズとスケールによって影響されます。 シャープな境界部のパラメーターの値が高い場合は、オリジナルと単純化イメージの差異は大きくなります。
粒子(設定可能範囲は 0 - 25):このパラメーターは、イメージにわずかなノイズを加えます。過剰にスムーズのかかったイメージ(シャープな境界部 と単純化のパラメーターの高い値によるもの)の修正に役立ちます。
ノイズの除去 (設定可能範囲は 0 - 25):このパラメーターは、画像のサイズを変更した時に生じるノイズなどを取り除きます。ピクセル化された画像を滑らかにしつつも、エッジや詳細は維持されます。
また、以下の両方のグループで利用できるノイズの除去パラメーターで画像を滑らかにすることもできます。拡大と縮小 (上記の説明を参照).
アンシャープマスク:ピクセル間のコントラストを増すことでよりイメージをシャープにします。ピクセルが対照的でない場合は変化はありません。チェックボックスが有効になると、プログラムは出来上がったイメージとぼやけたコピーを比較し、ピクセルが対照的である場合にはコントラストを増します。このようにして、プログラムはすべてのイメージピクセルを処理します。
ピクセル間のコントラストレベルはパラメーターの量で調節します。パラメーターの値は、0から 250% です。 100%に設定した場合のコントラストは2倍、200%の場合は4倍になるなど、コントラストを調整できます。
ぼやけたコピーの半径は、訂正するピクセルのピクセル数を表しています(シャープな輪郭のサイズ)。ぼやけた半径には1.5ピクセルをお勧めしますが、値は 0 から 50 ピクセルの間で設定可能です。