よく晴れたある夏の日に、運河沿いをぶらぶらと歩いていると、無性にこの風景の油絵を描きたいという思いに突然襲われました。絵の具や画架 (イーゼル) の手持ちがなく、学生時代から描画に関しては褒められるような才能もありませんでした。しかし、カメラだけは手元にああったので、風景の写真を撮りました。その写真を AKVIS ArtWork を使用して油絵に変換させることにしました。変換後の油絵の出来は、思い描いていたもの、そのものでした!
このチュートリアル作成には、AKVIS ArtWork Deluxe 版が使用されました。Deluxe/Business ライセンスには、Homeライセンスとは異なり、ストロークの方向というツール があります。このツールで作成した芸術作品の出来具合には、本当に驚かされます。
このツールの使用前と使用後をイメージ全体で比較できるよう、zipファイルに 1st-result.jpg、2nd-result.jpg 、 2nd-result-with-canvas.jpgの 3つのファイルが保存されていますので、参照してください。
画像から油絵に変換するための手順:
読み込まれたイメージは、イメージ ウィンドウに合わせて拡大または縮小表示されます。歪みなどを防ぐため、拡大/縮小を 100% に設定することをお勧めします。
風景画において、表現派的タッチ (大きなストローク) で描きたいと感じていました。実のところ、多くの画家は、写真の細部までを忠実に再現することはほとんどしません。そのため、[簡素化]パラメーターの値を上げることにしました。このパラメーターを調整することにより、詳細度を下げ、詳細部分を省いた画像を作り出します。ストロークが粗くなり、イメージの見た目が、油絵により近づきます。[簡素化]パラメーターの値を 6 に設定した結果を見ると、詳細度は妥当なものであると感じることでしょう。
イメージ全体を明るくするには、[彩度]パラメーターの値を 15 に上げると良いでしょう。