リノカットは、版画の一種で、木版ではなく、リノリウム版に絵柄を彫ります。リノリウム版に彫った絵柄を、紙にプリントします。
一般的な版画では、白い背景(紙) の上に黒いストロークでイメージが生成されます。リノカットの個性的な表現力、黒白がはっきり分かれるコントラストの強さ、豊富で活力に満ちたストロークは軟らかい素材を利用してこそ生み出されます。有名な画家であるピカソやマティスなどの有名な画家もこの技法を使用しました。
設定パネルの[ペイント]タブでは、写真をリノカット版画に変換する際のパラメーターを自由に設定できます。
注意: この技法では、クイック プレビューは利用できません。適用した変更を確認するには、 ボタンをクリックする必要があります。
効果パラメーター:
ポスタリゼーション (設定可能範囲は 10-100): 同系色のピクセルを減らすことにより、元のイメージをシンプルにします。
詳細度 (設定可能範囲は 1-100): イメージ内のディテールや線の量を調整します。パラメーターの値が高い場合、より詳細で線の多い、黒いイメージになります。
シャープ (設定可能範囲は 1-100): イメージ内の線の鮮明度合いを指定します。パラメーターの値を上げると、ストロークがより鮮明かつ精度の高いものとなリますが、イメージ全体の鮮明度に影響を与えることはありません。ぼけたイメージの場合、全体的に黒い部分が多くなります。
白追加 (設定可能範囲は 0-50): 白い塗りつぶし部分を増やします。
黒追加 (設定可能範囲は 0-100): 黒い塗りつぶし部分を増やします。
ペンキの色: イメージ生成に使用される (紙に印刷される) 色を指定します。色を変更する場合、カラーパレットをクリックして表示される[色の選択]ダイアログボックスから色を選択します。
背景色: ペンキが付かない背景 (実際のリノカット印刷の場合に版を押し当てる紙) の色を指定します。色を変更する場合、カラーパレットをクリックして表示される[色の選択]ダイアログボックスから色を選択します。
後処理用ツール:
これら3つのツールは、[処理後]タブでの手動編集のために用意されており、Home Deluxe と Business ライセンスでのみ利用できます。
注意: 処理を再実行した場合、後処理ツールを使用した編集が失われる場合があります!