AKVIS OilPaint は、写真から油絵を作り出すことができます。このアルゴリズムは、旧バージョンで使用されていたものです。バージョン 10.0 からは、新しい変換アルゴリズムが使用されています。旧アルゴリズムに切り替える場合は、[環境設定]ウィンドウの該当するオプションを選択してください。
設定パネルの[ペイント]タブでは、写真から変換するための各種設定 (パラメーター) を調整できます。
簡素化 (設定可能範囲は 1-10): イメージをどの程度シンプルにするかを調整するためのパラメーターです。設定する値が高いほど、ブラシストロークは荒くなり、より多くのディテールが失われます。値を高くすると、処理結果はより油絵に近くなり、値を低くすると、元の写真に近い処理結果が得られます。
彩度 (設定可能範囲は 0-70): 画像をより明るい色を使って色を調整するためのパラメーターです。値が 0 の場合は、元の色が使用されます。
ストロークの最大長 (設定可能範囲は 1-100): ストロークの長さの最大値を設定するパラメーターです。
ストロークの太さ (設定可能範囲は 1-20): ブラシ ストロークの幅を調整するパラメーターです。
ストロークの強度 (設定可能範囲は 0-50): ブラシ ストロークに凹凸を加え、ボリュームを与えることで、より鮮明で目立つ、表現豊かなストロークにします。
ストロークの湾曲 (設定可能範囲は 0-50): ストロークの形がまっすぐか湾曲しているか、変更できます。ストロークの複雑さや湾曲度は値によって異なります。ストロークか短いほど、大きく湾曲することができます。
幅広背景ストローク (1-10): 均一な領域のブラシ ストロークの幅を太くすることで、 背景や近くで撮影した人物写真がよりリアルな結果に仕上がります。
ランダム ストローク (設定可能範囲は 1-50): ブラシ ストロークをランダムに配置するための パラメーターです。
[エッジ]タブでは、追加のエッジ処理に関するパラメーターの設定を行います。
注意: この効果は、Home Deluxe版と Business 版でのみ利用できます。
ストローク追加: チェックボックスをオンにすると、画像のエッジ部分に追加のストロークを描画できます。
ストローク数 (設定可能範囲は 1-100): ブラシ ストロークの数を指定するパラメーターです。
ストロークの太さ (設定可能範囲は 0-100): ブラシ ストロークの幅を調整するパラメーターです。
ストロークの最大長 (設定可能範囲は 10-100): ストロークの長さの最大値を設定するパラメーターです。
エッジの滑らかさ (設定可能範囲は 5-100): ストロークのエッジ部分の透明度を調整するパラメーターです。
ブラシの毛の太さ (設定可能範囲が 15-50): ブラシの毛の幅を指定するためのパラメーターです。値が低いと毛が細くて鮮明なのに対し、値が高いと毛が太くてぼかしがかかります。
ストロークの色: チェックボックスをオンにすると、指定した色でストロークを描画できます。チェックボックスがオフの場合、背景色プロパティから色が設定されます。
レリーフ (設定可能範囲は 0-100): ストロークの浮き彫りをより際立たせるパラメーターです。
楕円形: チェックボックスを有効にすると、楕円形のストロークを描画できます。
[ランダム]ボタンをクリックすると、設定をランダムに設定できます。
高度なライセンスであるHome Deluxe と Business では以下のツールも使用できます。
ストロークの方向ツール を使うと、ブラシ ストロークを自由にコントロールできるようになります。この技術により、人間の髪の方向、全体の模様やテキストの方向が正しく修正され、本物の油絵により近い油絵を作り出すことができます。このツールを使用すると、油絵に独自性を追加できます。
結果の処理には、後処理ツール 、 、 、 を使用することもできます。
これらのツールは、最終処理段階で使用します。処理を再実行した場合、ブラシを使用した編集が失われる場合があります!