[調整]タブでは画質を向上させることもできますし、1枚の画像からHDRのような効果を作り出すこともできます。
HDR イメージの生成には、同じシーンを異なる露出度で撮影した画像のセットが必要です。しかし、デジカメに自動段階露出モードがない場合やカメラを固定できない場合など、露出度の異なる画像を撮影できないことがあります。そのため、暗い部分と明るい部分の両方で詳細が見えない状態の1枚の写真しかありません。例えば、景観がはっきりと映し出されている一方、空が明るく、白一色の単調な空になっていることがあるかもしれません。
この[調整]タブ内のパラメーターを使って、明るい部分や暗い部分の詳細を鮮明にしたり、イメージに深みを与えたり、彩度を加えたりできます。微調整を行う場合も、印象を大きく変えるHDRイメージのような効果を与える場合にも、非常に有効です。
注意:複数の画像を使って、[HDRI] タブでHDRイメージを生成した場合、[調整] タブは生成したイメージをさらに修正するための2段階目の作業タブとして利用できます。
注意: [色調補正] が 0 に設定されている場合、[深さ] の値を変えても変化はありません。
そのため、まず[色調補正]を調整し、その後少しずつ[深さ]を調整して明るい部分と暗い部分の詳細賀鮮明になるよう調整することをお勧めします。満足のいく結果が得られるまで、この2つのパラメーターを順番に調整します。
画像処理は自動的に開始され、設定の変更はリアルタイムで[処理後] タブに表示されます。
その結果は次のようになります。
注意: [効果] タブを使用して、HDRイメージに更なる効果を適用することができます。
Home Deluxe/Businessライセンスでは、部分補正ツール を使って、特定部分の処理結果を微調整することができます。